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書評:お金2.0資本主義の革命的変化、金から価値への技術と意識の変化を線で説明

 2018/03/05 VALU学科 仮想通貨学科 経済学部
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Contents

お金2.0はこれからの世の中でお金の変化を基に、社会の変化をわかりやすく、興味深く紹介してました。

この本が数年早く出版されていたらこんなに売れなかったと思います。

また今この本を読んいる人も、世の中の変化に鋭敏な人でしょう。

私の場合はVALUやAirbnbの経験がかなりあるので、それで、この世界がイメージできました。

 

本の中の特に興味深いこと、役に立ちそうなことは太字で紹介していきます。

お金の在り方が変わると言っても、結局、今現在も多くの人はお金にかなりの部分しばられて生きています。

来月の家賃はどうしよう。売り上げはどのくらいになるだろう。給料はあがるのかな。

そういった、お金への不安を解消するために、必要以上のお金を貯め込む、増やそうということが、行われ過ぎて

実際に使われているお金の一桁上のお金が金融マーケットを巡っています。

それらのお金は、有利な投資先を求めていますが、実体経済をそこまで上回っている以上、もう投資先も見つからなくなってきてます。

トークンエコノミーというものは、世代や経験によって、実感ない人には信じられないでしょうが急速に拡がると思われます。

大きな流れがそちらに来ているのは、最近のビットコインをはじめとする通貨の桁を切り上げていく上昇にも表れています。

そういう変化の大きな流れを、個々の技術をつなげて線として一体となった現象として

著者:メタップス代表 佐藤航陽さんは

説明されていました。

お金、感情、テクノロジー

この3つがそろわないと大きな変化とならないことが最初に説明されます。

何故、お金を欲しいのかは感情により、これからお金の位置が変わることは、最近の技術の進歩で、AI、ブロックチェーン、仮想通貨等の話がこれからつながるように出だしからこのように説明を始めています。

 

お金とは何か?

価値のやり取りの手段として

お金の役割とは 保存、尺度、交換

これ基本ですが著者が、経済の本をかなり読み込んでいることが想像されます。

お金が社会の中心に位置づけられた資本主義

300年前あたりから身分からお金へのパワーシフトがおきたこと、

中央銀行も320年前くらいのイングランド銀行が最初だが、

世界に急速に広がったのはこの100年あまりにすぎないこと

が説明されて、今の社会のお金についての常識が、歴史で見れば比較的最近作られたことを説明しています。

ビットコイン等の仮想通貨

が中央銀行どころか管理者がいなくても通貨としても機能してきていることが説明されてます。

世界経済は上位1%の人が全体の富の48%を所有している

上位80人と下位35億人の所得がほぼ同じ

という非常にいびつなことになっています。というか変過ぎますね。

発展する経済システム

1.インセンティブ 2.リアルタイム 3.不確実性 4.ヒエラルキー 5.コミュニケーション

この5要素が大切だと書いてありますが、これはSNSでも、ゲームでも、いい状態の会社でも共通するものだという分析です。

報酬が明確で、状況が時々刻々変化し、不確実だからハラハラしながら頑張れ、秩序が可視化(ヒエラルキー)されているから頑張るべき方向性がみえ、コミュニケーションをとれることで社会の中の自分の位置を確認できると。

ここまでの理解をもつ、著者の佐藤航陽さんをして

ビットコインのシステムは嫉妬するほど上手くできている

と書いてます。技術以上に、発展するシステム、ビジネスを構築できる仕組みが巧妙に内在できているところが凄いと。

脳の報酬系や自然の法則に合わないものは経済として発展しないこと

社会主義が私利私欲の否定 政府によるコントロール 競争の否定 ということに元々の無理があったこと

テクノロジーの変化は点ではなく線でとらえる

線でとらえるとは現在の社会システムのどんな課題を解決するためにその技術が出てきたか原理をとらえることだとことです。

ビッグデータ、IoT, AI、 ブロックチェーン、AR, VR それぞれの技術は実はみんなつながっています。

皆がスマホを使い、多くのデータが集められてビッグデータが作られ、その考えが他のデバイスにも拡がって、IoTという考えがでてきて、ビッグデータを分析できるチャンスができたことでAIが進歩し、ネット上で価値をやり取りできる信頼のネットワークとしてブロックチェーンがでてきましたが、AIが信頼できるデータ源としてブロックチェーンと連動することでしょう。

あらゆる仕組みの分散化が今起きている。

シェアリングエコノミーとしてUberとAirbnbの話も出ています。これも分散化の現象と言ってもいいのでしょうが、

正確には現時点でこの2社がデータを集中管理している点で真の分散化ではありません。

将来はブロックチェーン方の企業が真に分散型でUberとAirbnbの機能を提供するようになる筈です。

要はゲストとホストの信頼につながるレビューの蓄積が重要でそれが以外は余計なコストになっていくはずです。

私がAibnbのホストもしているのでそれは体感的にわかります。

国家や中央銀行の役割をトークンエコノミーが代替えする可能性

ビットコインがその代表ですが、管理者が、少なくとも代表となる管理者がいないのに

ここまで規模が拡大してきました。

そしてこれは分散型で、経営者が居なくても発展するいわゆる

DAO(Decentralized Autonomous Organizarion(分散自律組織)) の現在最大の事例です。

本ではこの言葉はつかわれていません。

テクノロジーの進歩が、国家や中央銀行ばかりか、政治家や経営者がやっていたことまで代替えしうるということを

ビットコインの発展は示しているようです。

この本ではグーテンベルグから最近までが

知識の民主化(これにより、科学も発展した)

これから

経済の民主化(トークンという仮想通貨のようなものを多くの組織や人がそれぞれ発行して自分の経済圏を作る)

とテクノロジーの章を締めくくっています。

限界が見えてきた資本主義

本に書いてあることを私なりに要約すれば、金融(株、為替、投資全般)の規模が、実体経済の10倍くらいになってしまっていること

その10倍の規模の金融が10分の1の実体経済から利息や配当を得ようとしていることがまず限界に来ていること。

資本主義から価値主義へ

このわかりやすい例としてユーチューバーはお金がなくなることより、ファンが減ることの方が怖いという話がでていました。

自分の価値が維持できれば、お金は後からついてくる、ユーチューバーにとっての自分の価値とは視聴者の数だから、彼らは実感としてそれを理解している。それがこれから広がるだろうというはなしですが、今の会社もまあ長期的には企業価値がどこにあるかは考えいるとは思いますが、それがより大きな流れとして個人にまで広がってくるであろうことがポイントとなります。

人生の意義を持つことが価値になる世代

自分の内面の価値を見つけること

儲かることから情熱を傾けられること

著者はこの価値主義すら、過渡期のものにすぎないだろうとも述べています。

思索の深さと、その著者ですらその先どうなるのか現時点で想像できないらしいことがわかります。

技術の進展で将来、ベーシックインカムが導入する可能性の高いこと、

その時に、何をしたいか、何をするのが嬉しいかがより大切になることから上記の、情熱と内面の価値が語られています。

日本初の個人のトークンエコノミーである

タイムバンクとVALUについても簡単に触れられてます。

 

VALUで経験積むと、トークンエコノミーを実感をもって考えさせられます。

自分の価値象徴である自分のVALUがビットコインで買われたときはやはり嬉しい。

売られたときは悲しい。

でもそんな感情を超えた仕組みつくりが大切となるであろうことが、この本を読むと想像されてきました。

今までは大企業がやっていた、ブランディングとポイント制度のようなもの、

国や中央銀行がやっていた、法定通貨経済圏の構築とにたようなこと、

それを個人や少数のチームで小型で手つくりのコミュニティー経済圏として確立すること

そこで取り引きされるのは、喜びややりがいのようなものを届けることになるのでは?

だとすると、ミュージシャンやDJ、有名スポーツ選手、そのファンクラブ、そんなものを

私はイメージするのですが、そのもっと小規模な地下アイドル的なものでもいいのかもしれません。

自分にも価値があること、それをわかってくれる人が全人類のなかにはきっと何人もいることを信じて

計画して活動することが主要な仕事となる世界が近づいてきている。

そのイメージを明確にしてくれる本でした。

 

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