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恋愛不全症候群:結婚・恋愛したいけどできない急増:結婚願望 男85.7% 女89.3% 彼女無し69.8% 彼氏なし59.1% 婚活も不全?

 2016/10/21 ニュース学部 健康学部 恋愛学部
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追記 2016/10/20—

アメリカでも草食化が進む

その後、この現象は、アメリカでも、そしておそらく他の国でも起きているらしいことがわかってきました。

アメリカでも若い世代の、処女、童貞率が突然急上昇して、データみた専門家?が驚愕したという言う記事を読みました。若い世代ほど、環境の変化に素直に反応してそうなっているということなのでしょうが、明確な原因は誰も指摘できてないようです。

米シカゴ大学全国世論調査センターがアメリカの成人(18歳以上)を対象として大規模に行っている標本調査「総合社会調査」(GSS)の、1989~2014年の調査結果に基づいている(CNN)。

研究ではGSSの「性のパートナー」に関する質問について集計、1960、70、80、90年代生まれがそれぞれ20~24歳だったときの回答を比較した。結果、90年代生まれでは「18歳以降、性のパートナーがいない」人の比率が15%をわずかに上回った。60年代生まれでは6%をわずかに上回る程度で、70~80年代生まれでは12%近くだった(ガーディアン紙)。

—————————————————————

タイトルの数値は”国立社会保障・人口問題研究所が平成27(2015)年に実施した「第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」の結果を平成28年9月15日に公表したものです。有効票数は8,754票で、統計データもしっかり作られているので、実際に近い数値であると思われます。 ただし、これが何故こうなっているのか理由を知るには、一緒に出てきている統計データをみても、納得が行きませんでした。 現在、交際相手がいない理由一位、 ”適当な相手にめぐりあわなかったから” 25歳-34歳 男45.3% 女51.2% はこれまでの調査でも同程度の割合の回答があったからです。

国立社会保障・人口問題研究所 第15回出生動向基本調査結果の概要より抜粋

交際している異性はいない比率(%)

1987 1992 1997 2002 2005 2010 2015
48.6 47.3 49.8 52.8 52.2 61.4 69.8
39.5 38.9 41.9 40.3 44.7 49.5 59.1

2005年からこの10年間で男の交際してない人の比率は52.2%から69.8%にまで一気に増加しています。

この調査の場合、統計データをみても、今現在、交際相手のいない人の割合ばかりが、過去から伸びてきていて、それ以外は、結婚の障害として、結婚資金が足りたいをあげる人の割合がふえてきているくらいしか、目立った差は見いだせませんでした。

実際、これだけしっかり調査してくれた、この国立社会保障・人口問題研究所も理由となるようなポイントは指摘できていません。

ただ、これどう考えても、さらに結婚する人少なくなる可能性をあげそうですよね。見合いが増えているとも思えない現代で、彼氏、彼女がいない独身者がこんなに増えているのですから。

ほぼ間違いなく明確なのは、画像でつけた、2050年の日本の年代別人口予想です。子供と若年層がもうコマの足のような細さになってます。戦争に負けてもこんなに人口減らないです。

これはなぜこうなってきているのでしょう? 統計データでもわからないので、想像を膨らまして、書いてみてもそれがあたっているかの根拠すら出せません。

せいぜい仮説ですが、書いてみます。

統計データでは、交際相手がいない理由でなくて結婚できない理由として、結婚資金がない等の金銭的な理由が一番の理由として出てきていました。

今の若者は実際に、昔の若者より、お金に困っている、不安を持っている人が多く、デート代だすのも難しいから最初から交際自体に消極的ということもあるようです。

経済的な問題、将来への経済的な不安のあまりの高さが、男女交際や結婚にかなりマイナスに作用しているようです。

でも、戦時中や戦後は今と比べて、お金どころか、生活や命を守ること自体がずっと大変だったのに、いまより真剣に恋愛し、子供も作っていたのではないでしょうか。

お金の不安は、実際にそれで困ってもいれば、そこに関心が向かいやすい、今の時代の空気を反映しているのでしょう。実際、生物として、子孫繁栄のほうが遥かに大切なハズなのに、そこまで、お金の不安で自分の人生の選択の幅を狭めてしまっている。そういう判断が当然になっているのが、もう生き物として人間の役割を放棄してしまっているかのようです。そのように人間が自然に感じてしまう。行動してしまう社会的な空気、雰囲気が強力に醸成されているのでしょう。

お金について、特に夫婦で思いやりをもって幸せになって事例も紹介した記事がこちらにあります。

->120人の金持ち取材:お金と幸せの答えを追求した話と感想と提案

太古の昔から、『近頃の若いものは』 と年配の人が苦言を呈するのは定番だったそうですが、若者というのは、時代の状況、雰囲気、を無意識の上にも敏感に感じ取ってしまう者です。

今の日本では、恋愛できない。仮にしたいとしても、恋愛できない。それ以前に、恋愛したいと思えない。思っても面倒くさい。という空気が蔓延しているのかもしれません。

一つには、過剰な情報は、全ての行動を、やる前からわかったような気にさせてしまう悪影響があるようです。海外旅行に行く若者も減っているそうです。

頭でっかちになりやすい社会が、このようなことになる一因になっているのかと推測します。

スマホを眺めていた時間と、バイクで旅に出ていた時間なら、バイクで旅に出ていた方が、遥かに豊かな経験を、五感に浴びることができます。

恋愛も実際にしてみれば、スマホを眺めているよりずっと、豊かな経験ができます。ところが、何でもスマホでまず調べて、わかった気に、体験した気になってしまう。

人間が本来持っている、本能や情動をこの情報化社会が弱めてしまっているように見えます。寂しくてしょうがないからどうしても彼女ほしいとか、XXXしたくてどうしても彼女ほしいとか、そういう昔なら充満していたようなエネルギーが減ってきている、あるいはそれが行動に結びつかなくなっているようにみえるのです。

もう一点は、総じて、自信が低下しているようなのです。どうせ僕なんか、どうせ私なんか、 でも自分が納得できる人じゃなきゃ交際なんかできない。

昔みたいな、乱暴さがなくなって、おとなしくなりすぎてしまっているようにも見えます。

そういったことがこの状況の一因になっているように思うのですが、検証方法も思い浮かばず今は仮説に過ぎません。

大きいテーマなので、また別の切り口でも書けるようにします。

とりあえず、いいなあと思える人と話あえるくらいになりたいものです。

それにしても2050年日本の年齢別人口構成はあまりに重い現実ですね。

このままだと、確実に日本人が激減して国が決して良くなるとは思えないのですから。

 

最後に、友人の婚活アドバイザーからクライアントにあって感じた問題点を掲載します。身につまされる意見でした。

頭でっかちになりすぎて、何をやればいいのか分からず、求めることばかり考えているということでしょうか。

①理想がないと言いつつこだわりはある。でもその理想とする人が選ぶ女性(男性)にまだなっていない。

②自己肯定が自分が思う以上に低すぎる

③そもそもどんな人がよいかがあまりに漠然としている

④外見があまりにもぱっとしない、洗練されていない

⑤相手に与えることより求めることが多すぎる

 

これとは別記事で、ではどうすればいいのかを、書けるようにします。このままだと、ただ悲観して終わってしまうので。

経済予測を立てるとき、人口予想は、一番確からしい予想をできると言われています。リーマンショックのようだ事件や景気変動の予想は困難ですが、人口は現在いる年齢別人口構成比の中から年齢の高い方から順にチューブを絞るように押し出されていくことが、余程の大災害でも起きない限り確定しているので、高い確率で予想できるからです。長い日本の歴史の中でもとても大きなピンチにいることになります。ともかく日本人が一気に減少する強力で加速がついたトレンドが形成され、その流れが強まっても、弱まる気配がないのが現在ですから。

追記—2016/9/19———

日本の人口急減必至よりひょっとするともっと深刻な問題に直面しているのかもしれません。結婚したいと5年前に答えていた人が、結婚したくないと答えるようになっている統計データもありました。

もう未来の問題より、目の前の孤独に苦しんている人がたくさんいるという将来以上に深刻な今の大問題が起きているということかもしれません。

またこれだけ多くの人の恋愛について行動が変わるということは、生活様式が僅か10年あまりで大きく変わったことと連動しているはずと考えるのが自然です。

そう仮定すると、一番想定しやすいのは、スマホの普及率と比例するように恋人がいない人が増えたということのように思えるのです。

追記—2016/9/22————–

このデータ予想から、今後日本には様々な影響がでてくることでしょう。

ハロウィンが伸びて、クリスマスが縮小していることのも関係しているハズです。

->ハロウィン↑クリスマス↓は人間関係、恋愛、家族、経済変化の表れ?

 

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