退陣:朴槿恵大統領の父母への日本の交番ピストル殺人事件から新興宗教とミサイルの日韓問題までの連動
2016/12/1-追記
Contents
- 1 朴大統領の来年4月退陣 6月大統領選実施要求=韓国与党
- 2 韓国での朴大統領非難のデモ活動は拡大
- 3 日韓秘密軍事情報保護協定
- 4 韓国大統領の大スキャンダル原因、背景は日本に深く関わっている
- 5 文世光事件(朴槿恵の母は日本の交番のピストルで殺害された)
- 6 安部総理の祖父岸信介と朴槿恵の父朴正煕
- 7 最高のタイミングをつかんだ教祖様 崔太敏(チェ・テミン)氏と崔順実(チェ・スンシル)
- 8 このニュースのタイミングは何を狙っているのか?
- 9 日韓防衛協定、協議再開へ…韓国政府方針
- 10 高高度ミサイル防衛(THAAD)体系配備は予測不可能に
- 11 「陰の実力者」崔順実氏が検察出席 「国民の皆さん、お許しください」
朴大統領の来年4月退陣 6月大統領選実施要求=韓国与党
聯合ニュース 12/1(木) 17:49配信
朴大統領は任期満了前の退陣の日程までだしてきました。韓国での朴大統領を非難するデモは数十万人あるいは100万人をこえるような大規模なものと報じられているので、そうせざるを得なかったでしょう。
韓国の国民は朴大統領のスキャンダルより、国の安全保障の問題により関心を払わないで大丈夫なのかなと思いますが、それは日本人が余計な心配するなと言われてしまいますね。
朴大統領は下で書いたような背景が遠因となり今の状況を迎えました。そして今ここまでスキャンダルで叩かれている背景にも、米、日、韓の軍事的な連携が強まるのを防ぐ目的があるように見える、あまりにもそのための日韓秘密保護協定を締結するタイミングとそろいすぎているように思えるのです。 ただ私がもし韓国に住んで、韓国語の情報源からしか情報を得ることが出来なければやはり、朴大統領のスキャンダル許せないと、デモに参加していただけなのかもしれません。
どの情報源に接して、自分がこのような思考と結論に至っているのかは、冷静に見れるように心がけたいものです。
2016/11/20-追記
韓国での朴大統領非難のデモ活動は拡大
の一途をたどっています。
韓国国民がこのスキャンダルを許しがたいと思っているのはわかるのですが、これは、多くの韓国メディアが知りながら、今まで公開してなかった問題でもあります。
それをこのタイミングで多くの国民に知らされこのタイミングでこれだけ大騒ぎになるというのはスキャンダルの中身が始まったタイミングでなく、
ただその情報を一般に広められたタイミングでみんなが踊らされているように見えないこともありません。
日韓秘密軍事情報保護協定
について、この状態の韓国政府にこの協定を締結する権利があるのかというデモ抗議文もみられることから憶測すると、
このスキャンダルの情報が韓国国民一般に広められたことが、この協定締結の延期、破棄を最大の目的として、意識的、組織的に行われたのではないかと思わずにはいられません。
さらにいえば、悪いこととはいえ、孤独な朴大統領がそこまで心の支えにしていた、人物が検挙され、ここまで、国民全体から非難された状態で、朴大統領がこれからまともに大統領として仕事を出来るのかも気になるところです。
韓国大統領の大スキャンダル原因、背景は日本に深く関わっている
韓国大統領の事件で韓国国内はニュースがそれ一色になって、
他の重要な事件が韓国内であまり報じられなくなっています。
この事件は以下のニュースから火がつきました。
<大統領側近不正疑惑>「大統領の演説文を事前に知らせていた」
2016年10月25日08時35分
[中央日報/中央日報日本語版]
朴槿恵(パク・クネ)大統領の「秘線」という疑惑を受けているチェ・スンシル氏に対し、朴大統領の演説文があらかじめ伝達されていたと、JTBCが24日報じた。
JTBCがチェ氏所有のパソコンに保存されたコンピューターファイル200件ほど入手して分析した結果、朴大統領の演説文または公式発言形態のファイルは計44件だったという。 以下略
このニュースのことは日本でも報じられていますが、韓国ではこればかり大量に報じられいます。非常に省略して、簡単に説明します。
韓国大統領が特別深い関係にある民間人に機密情報を渡し、アドバイスを受け、言いなりになって、その人の団体に大きな利益となる便宜を図っていたのではないかという疑惑による事件です。
そんなこと、韓国がどんなに騒いでも、日本には関係ないと思う人も多いかもしれませんが、歴史的にもこれからも、この事件は、日本に大きく関係してくるのではないかと推測しています。
文世光事件(朴槿恵の母は日本の交番のピストルで殺害された)
この事件、検索するとwikipediaで詳細がでてきますが、長文でわかりにくいのでwikiから要点だけ抽出して簡単に説明します。
1974年8月15日に大韓民国(韓国)大統領・朴正煕夫人の陸英修が在日韓国人の文世光によって射殺された事件です。
中略
1974年7月18日に大阪市南区(現在の中央区)の高津派出所で拳銃2丁を盗み、高校時代の知人である日本人女性を利用して、
女性の夫名義による韓国への偽造ビザや偽造パスポートを作成するなど準備を着々と進め、同年8月6日に拳銃をトランジスタラジオの中身を抜いたケースにしのばせ韓国に入国した。
文世光に狙撃を指令し資金を供与、偽装パスポートの作成指示、射撃訓練を行ったのは、大阪の在日本朝鮮人総聯合会(朝鮮総連)生野支部政治部長の金浩龍(キム・ホヨン)だった。 (wikipediaより)
安部総理の祖父岸信介と朴槿恵の父朴正煕
この事件の背景には、韓国経済が急成長して、当時は順調だった北朝鮮を追い抜くほどになり、北朝鮮がそれを食い止めるためという目的がありました。
それがなぜ、この事件になったのかというと、今の韓国大統領の朴槿恵の父の朴正煕(パクチョンヒ)大統領が非常に優秀な方で、日本からの協力の引き出し方も最高にうまく、このまま突っ走られると、韓国の急成長が続き、日本とも良好な関係が続くことを、北朝鮮が阻止しようとしたためです。
朴正煕(パクチョンヒ)は高木正雄という日本名を持ち、日本の帝国陸軍士官学校を優秀な成績で卒業した日本の軍隊のエリートでした。
満州にも赴任していたため、当時やはり満州に赴任していた安部首相の祖父である元総理大臣(昭和の妖怪)岸信介のことを当時から知っていたはずです。
それが彼が戦後日本から経済協力を引き出すことと、満州国の経験を韓国をほぼ0から急成長させることに活用されました。
そして、日本の派出所から盗んだピストルを使用して日本人のふりをして彼を暗殺しようという事件がおきたところ、彼の代わりに、奥さんにピストルの弾があたり、殺されてしまいました。
最高のタイミングをつかんだ教祖様 崔太敏(チェ・テミン)氏と崔順実(チェ・スンシル)
彼女の心を一気に落とすこんなに上手な言葉を良く思いつくものだという言葉を使った手紙を送ったのが、崔太敏(チェ・テミン)氏です。
「お母さんは亡くなったのではなく、あなたの時代を開くために道を譲ったということをなぜ分からないのか」。
<朴大統領秘線>崔氏と42年の縁…どういう関係?2016年10月26日14時33分 [ 中央日報/中央日報日本語版]より
その後、朴正煕も腹心に暗殺されます。その腹心は彼女とその教祖との付き合いをやめるように進言しそれが受け入られませんでした。
孤独と不信にまみれた彼女の心を教祖様がさらに強くつかんでしまったことがあってもおかしくないですね。
そして今回そのスキャンダルの対象となった民間人はこの教祖様の娘の崔順実(チェ・スンシル)です。
このニュースのタイミングは何を狙っているのか?
朴大統領の今回のスキャンダルはずっと続いてきたことなので、このタイミングで噴出してきたことを不自然に感じるのは私だけでしょうか?
日韓防衛協定、協議再開へ…韓国政府方針
2016年10月27日 12時52分
【ソウル=中島健太郎】韓国政府は27日、日韓が防衛機密を共有するための軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の早期締結に向け、日本政府との協議を再開すると発表した。(北朝鮮のミサイル対策が急務なのでこれが進められている) YOMIURI-ONLINEより
朴大統領の父母の不幸のときも、今回も北朝鮮との関係が緊張していることがわかります。
このスキャンダルもまるで、もう情報戦のネタに使われているとあとからわかる展開もありえるのではないでしょうか?
私は、よくこの女性は父母を政治問題で失いながら、自ら大統領にそれも自らもその選挙活動中に暗殺されかけながらどうしてだろうと漠然と思っていました。
彼女を政治に後押しする存在がいてそれが今回スキャンダルに出てきた人達となるのかもしれません。
世界がきな臭くなってきたことで、このタイミングでこのスキャンダルを使って韓国を混乱させたい力が働いていることがあるのではないでしょうか?
そしてこのスキャンダルの最初の一撃は、大阪の派出所から盗まれたピストルから始まっているのです。
いつも思うことがあります。憎しみを与えるような情報が流されているときは、背景があるらしいこと。
それに踊らされないことが大切なことです。
2016/10/31 追記—–
この問題で、朴クネがその人達にすら(仮に洗脳されていたのだとしても)頼れなくなったら、いよいよ彼女の孤独は徹底的に高まり、不安定になったら、
それがより直接的に韓国の不安要因にならないのだろうか、それは誰も考えないのだろうか? と思いました。大統領でも、人間ですからね。
高高度ミサイル防衛(THAAD)体系配備は予測不可能に
中国共産党機関紙の人民日報海外版は29日、「側近政治醜聞が広がり、朴槿恵政治遺産がどれほど責任を負えるだろうか」と題した記事で、高高度ミサイル防衛(THAAD)体系配備は予測不可能と報じた。
鹿音国防大戦略研究所副研究員の言葉を引用し、「短期的にTHAAD配備変更の可能性は大きくないが、韓国国民はTHAAD配備が朴大統領の考えから出たのか確認できないだけに抵抗を受けることになるだろう」と主張した。
「陰の実力者」崔順実氏が検察出席 「国民の皆さん、お許しください」
2016年10月31日15時36分 [中央日報/中央日報日本語版]
崔氏は涙声で「国民の皆さん、お許しください。申し訳ありません」「死んで詫びなければならないような罪を犯しました」などと答えた。 フォトラインにしばらく立ったが、崔氏に反対する民衆連合党のデモ隊が集まったことでフォトラインはすぐに崩れ、現場は修羅場と化した。この過程で崔氏のプラダのシューズ片方が脱げた。 (中身の説明もないまま謝って、いたずらに火に油を注いでないか?)
この記事をSNSでシェア