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me before you(jojo moyes)君と選んだ明日:映画化:世界一キライなあたに 感想 価値観:男女差

 2016/10/09 恋愛学部 映画学部
この記事は約 8 分で読めます。 4,497 Views

追記 2016/10/9———-

男女別の評価に大きく差が出る映画と思います。

女性の評価の方がずっと高いハズです。視点がほとんど女性視点なのです。実際に、サンプルは少ないですが、観た人にきいてみたところ、男はあまり好きになれず、女性は、今年1番感動したとか、極端に男女で評価が分かれる映画でした。女性は主人公の女性に感情移入しやすく、男は感情移入できる対象が見出し難い映画なのです。それだけに、男女の価値観の差がわかりやすい映画になってます。

“me before you”という世界的ベストセラー恋愛小説

著者は”jojo moyes” という女性です。

日本語にも翻訳されていて、

邦題は『君と選んだ明日』

映画の邦題が『世界一キライなあなたに』

これが、論理に走りすぎて、女心がまるでわからない男にとっては、考えておいたほうがいいこともあるので、書きます。

あらすじ(ネタバレしない程度)

仕事で活躍し、私生活も楽しくやっていた若き実業家が、交通事故で、首から下は自分の意思で動かせない、重度の障害をおいます。

カフェをクビになり、家計を助けるために、何が何でも仕事を見つけなくてはならない、女性が、その彼の介護の仕事をすることになります。

彼は心をなかなか開きませんが、その女性の持ち前の明るさや、開き直って本音をぶつけてくる態度に接するうちに心を開いてきます。

でも彼は、6ヶ月間だけしか生きないと、強く決めています。果たして、彼女との出会いでその意思は変わったのか?

彼の価値観 サム・クラフリン Samuel George “Sam” Claflin(ウィル・トレイナー)

仕事で活躍していただけでなく、運動神経も抜群で、色々なスポーツを楽しんでいた人物という設定になっているので、

一段と、今の状況が以前の元気だった頃の自分と比較して耐えられないという設定になっています。

彼女にあったときの、彼はなかなかまともに話をしようとしません。

まともに話すきっかけは、彼女が、いい加減腹を立てて、

「私はあなたでなくて、あなたのお母さんに雇われているから、あなたにクビにされる理由はないし、この仕事はお金のためにやっている。」

と正直に感情とぶつけてきてから、その感情に呼応して、彼も感情を見せるようになります。

どうしても、男って、論理的なものに走りがちですが、やっぱり生き物なので、人間なので、感情のほうがリアルに反応します。

女性にダイレクトな感情をぶつけられたことで、彼はそれに気がついたのか、ともかく明るくなってきます。

それでも、彼の中の6ヶ月だけ生きる という意思が変わったかどうかは物語の最後のラストまでわかりません。

 

彼女(主人公)の価値観 エミリア・クラーク Emilia Clarke (ルイーザ・クラーク/“ルー”)

最初の方で、彼女が6年間勤めていたカフェを突然クビになるのですが、その直前までお客さんのおばあさんに少しでも楽しくカフェにいてもらおうとしています。

そのあと、障害を持った彼に接するときも、いつもどうすれば、彼が喜んでくれるか、を考えて行動します。 コンサート、競馬、に連れ出したり、ダサめの服でも、少しでも可愛く着こなして、毎日違うファッションで彼を楽しませようとしたり、そういうことって、論理優先の男には、なかなかその大切さに気がつかなかったりしますが、女性って、本能的に、結局は楽しい気持ちでいること、その大切さをわかっていることが多いようです。そしてこの彼女はその典型的なタイプです。健気にみえます。

ただ、そこまで感情優先だと、男が振り回されることもあります。7年付き合った人の良さそうな恋人{マシュー・ルイス(パトリック)}を、かなり、あっさりとふってしまいます。「彼(障害のある彼)には私が必要なの。」と言い放って。そのとき、気持ちがもう切り替わっていることすら、彼女の中ではその説明は100%本音と感じているのでしょう。

人間、結局、論理より感情が大切なのですが、女性はネーティブに感情を大切にしている場合が多いので、論理的に正しい、こうすべきなんてことはあっさり、否定されてしまうことも彼女は表してます。

自分の感情も、他人の感情も大切にできる、可愛い服が大好きで、家計のために自分を犠牲にしても働く健気さもある。そんな彼女ですが、それでも、感情を大切にするということは自分の感情も大切にするということだから、7年付き合った彼氏は木っ端微塵となります。

男は女とどう付き合えばいいのか?

世の中ビジネス書の影響か、論理的に考えることが重視されています。実際、論理的に破綻していることをビジネスの現場でやると痛いことになりますが、起業したばかりで、論理的に考えるとそれも痛い目をみたりします。立ち上げたばかりの赤ちゃん企業が、他の企業に勝てる要素なんか論理的にはないからです。社員の心を鼓舞したり。ありえないようなプランを作って、論理以上の何かで乗り越えたりします。

また、論理そのものが、数学や物理の世界では、限界があることが証明されています。論理の元となる、公理を最初に規定することでしか、厳密に論理を展開できませんが、公理を規定すると、矛盾しない論理展開のなかで、欲しい論理はえられないというような証明がなされています。

さらに言えば、人はどんなに論理的な人でも、論理で勝つのではなくて、実際に感情を得ることが嬉しいのです。 将棋の棋士を想像しても、勝って、喜びたいのであって、自分の将棋理論の正しさと強さを証明したいのだとしてもそれは喜ぶためであるはずです。

女性は、その辺りのことは、考えずに、本能的に感情を大切にしようと行動できるようです。最初からあっさり感情優先させて、高いブランドものや宝飾品買うと嬉しいからと買いすぎて経済的に破綻したりもあるようでうすから、感情優先もいきすぎると、良い気分を維持する生活自体を破壊しかねないのでバランスも大切ですが。

論理的には馬鹿げているように思えることでも、そもそも、感情や気持ちを充足させたくて生きているのだから、そいういう女性の気持ちを大切にしてあげよう、理解しようとして付き合ってあげるの基本なんでしょうね。

映画の中では、彼女の誕生日会のプレゼントで、障害を持っている彼が、(金持ちという設定なので)高いプレゼントをするのかと思ったら、彼女の子供の頃好きだったもののことをよく覚えていて、それをプレゼントすることで、彼女を狂喜乱舞させてます。 また長年付き合った彼は、ちょっと細工したネックレスで彼女は挨拶程度にしか喜びません。 また、他のことでも、障害を持っている彼は、彼女の話をよく覚えていて、対応することで、彼女を喜ばせます。まあ自然に行けば、よく覚えてあげていることは普通に大きくプラスになります。ただ、関係があまり作れてないのに、「僕は君のことは何でも知っている」とかやると、ストーカー容疑がかかりますから、この辺の調整は、状況ごと、関係ごとですね。

この映画だけでも、男と女の価値観の違いは、随分と強く表現されています。女性の価値観をバカにしないで尊重してあげることが大切なんですね。そもそも、平均寿命だけでも、男より女のほうが長いのだから、女の考え方、生活の仕方は、結果を出しているわけで、それは単に、恋愛のため抜きに、素直に尊重すべきなんです。 とここまで思いっきりどうしても論理的っぽい文章になってしまっている矛盾は置いといて、女性の論理抜きに感情を重視するところや、彼女の大切に思っていることを尊重して認めてあげること、大切にしていることを褒めてあげることが大切です。

他のキャスト(イギリス名優陣) 本名(役名)

障害を持っている彼の

父 チャールズ・ダンス Charles Dance (スティーブン・トレイナー)

母 ジャネット・マクティアJanet McTeer(カミーラ・トレイナー)

ここでも男と女の違いが出ていて、両親とももちろん、息子の心配をしていますが、父は、息子が6ヶ月しか生きいないという意思を尊重して、母はそれを受け入れられません。

主人公の彼女の父

ブレンダン・コイル(バーナード・クラーク)

自分が失業して、家計を娘に助けてもらうしかない、金がなくて困っていることを娘に言わなければいけない、悲しい情けない感じを好演してました。

スティーブン・ピーコック(ネイサン)

医者かリハビリテーションの先生の役回りなのですが、てきぱき働き、適切な処置をいつもする、有能はイメージで、この彼も、6ヶ月間だけ生きる意思は尊重すべきだという意見でした。障害を持つ彼が元気な頃の夢を毎晩見て、毎朝、現実に打ちのめされるのは辛すぎるからだろうといる理由で。それと、辛くて、叫んでいることもあるという理由で。

主人公の7年間恋人だった彼 マシュー・ルイス Matthew David Lewi(パトリック)

「ハリー・ポッター」シリーズのネビル・ロングボトム役で有名な人ですが、この映画の中で、トライアスロン好きで、前向きで、彼女と長年付き合い、今も彼女を大切にしているけど、多少、女心には鈍感な役どころを演じています。 彼女があまりに、その障害を持った彼の介護に夢中になって、海外旅行まで一緒に行くことになって、彼女の他の男とのハネムーンは見過ごせないという、とてもまともなことを、彼女にいってそれに、「彼には私が必要なの」 と切り返されてそれっきりという役どころです。 結果論ですが、彼は、今ひとつ彼女が本当に喜ぶことをわかってあげられてなかったことが、プレゼントでも旅行でも出てきます。でも7年間付き合った彼女にそこまで気を使ってたら、疲れちゃうでしょうから、悲しい役どころでしょうがなかったということらしいです。

主人公の妹 ジェナ・コールマンJenna Coleman(カトリーナ・クラーク/“トリーナ”)

主人公のお姉さんと仲良しで、ファッションアドバイスも、スカイプを通じて行ってます。優秀で飛び級して、大学にもいって、でも、何故か急にシングルマザーになってもどってきたけど、頼れる彼も見つからないから、大学にもどろうとしている役どころです。この人、ミランダカーにちょっと似ているなあと思いました。

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