キュウソネコカミは笑える祭りをくれるパンクバンド
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『キュウソネコカミ』という関西のバンド
メジャーデビューもしています。 聴くと、弾けまくって、無茶苦茶に、ただ、自分の言いたいことこんなに叩きつけてきているみたいなのに、面白くて、笑って、こんなのありなんだと、明るいショックを受けます。
例えば、
『DQNなりたい、40代で死にたい』
という曲名の(!!)彼らの曲、このタイトルの言葉を、大声で激しい、激しすぎる、雑すぎる演奏で、大声で繰り返し、熱っぽく 叫び続けるんですよ。それを50代の自分が聴くと、もうなんか、笑っちゃいます。無茶苦茶過ぎて、 DQNはドキュンの略で、ドキュンと撃たれてもしょうがないくらいの奴というのが由来のネットスラングですが、それを声が割れる大声で叫び続けるんです。
MV見ると、わかるんですが、それでもなんか、面白い、おかしい、愛嬌があるんです。 狙っているんだか、やりたいままに弾けているんだかわけわかんないのです。多分、本人たちも混ざったまま走り続けているんじゃないかと思うけど、ここまでやると、音楽はもう頭に残らなくて、ああ、笑った。笑えた。と それが残ります。
『OS』 という曲も、 スーパー銭湯と温泉(これの頭文字でOSらしいんですが。) いいかに温泉が素晴らしいかを、大声で歌い続けるんです。なんだこれはと思いながら笑いました。
主な曲のMVのリンクして掲載します。
「サブカル女子」
これも笑えます。 サブカル女子が根底では好きなんだと思うんですが、おちょくりまくってます。「ブログはお菓子祭り、お菓子はチーズケーキ」 とか 「カバンは缶バッヂまみれ」 とか「ブスではないけどかわいくない。 肩のあたりを殴られたい」 とか、「ブログに書いちゃう ウツ日記」 とか 本当に、面白い。
「ファントムヴァイブレーション」
これも、現代人、特に若者が、どんだけ、本当にどんだけ、スマホが生活の全てなっているかを、歌いまくってます。面白いけど、これ現代をすごくリアルに切り取っています。みんなが当たり前に感じているスマホばかり使っている生活を。
スマホはもはや俺の臓器
という、言葉も歌詞に含めれています。
「良いDJ」
「ステージの上で**シュウタたた」 とか高速のノリでうたっていて、歌詞わかんないとこあるけど、これも楽しい。
「ビビった」
これは自分たちのメジャーデビュー自体を、おちょくり題材にして、これも、とても面白く、ここまでできるのは、無茶苦茶なようで、自分たちを客観的にみて、受ける方法をしってますね。
「カワイイだけ」
「何でも可愛いですまして 中身のない会話」 と、多くの男が思っていることを言葉に歌にしてくれました。曲の調子が彼らの中ではちょっと洒落ている。
「OS」
さっき書いた。スーパー銭湯と温泉 ラブを温泉より熱く歌ってます。
「GALAXY」
もう何をいいたいのか、解説ができないのですが、「我々は宇宙人だ」とかも歌っています。
「MEGA SHAKE IT!」
「ビビった」の続編らしき作りで、メジャーデビュー後のやり取りで、曲をMV作ってます。(売るためとはいえ) ハウスミュージックは俺たち無理無理とかそんな感じではじけてます。
「ハッピーポンコツ」
「一生懸命やっているのになんかずれている」 みんなおもいがちなことから、曲を展開しています。
「泣くな親父」
これ、娘が父親から離れていくころのことをパロってます。メンバーの年齢からするとこの題材はいがいだけど、笑って泣ける題材を見つけ出してくるもんです。
ボーカル ヤマサキ セイヤ
ボーカルのヤマサキ セイヤ の個性が印象的で、強気にみえるのに、喧嘩には弱いとも自ら宣言していて、でもファンは無理に強制的に、自分達のノリに合わせようとしたり、
睨みつけるような、でも愛嬌もあるような、ボーカルです。一度みると覚えてしまうキャラは強いです。
まとめ 弾けるって楽しい
昔、爆風スランプという 彼らと同じで、大学生時代から、バンド始めた人たちがいました。彼らのライブも無茶苦茶で、ライブ中高いところ登って、そこからションベンしたんですよ。
それが引っかかった奴がもう怒るんじゃなくて、笑っちゃって、音楽最高だ、ここまで自由でいいんだとか、逆に喜んじゃってということがありました。
このキュウソネコカミはそういう話を思い出させるくらい、はじけている。弾けて、思ったこと思いっきり表現して、でも売れるために、実は意外と計算されていて、
でも、関西人ぽい 受けとか、笑い狙いもあるようで、 ああ楽しかったな、笑ったなっていう 記憶が残る 音楽を提供してくれています。
キャラが立っているって、どの分野でも大切で、それが唯一無二の価値になるんだなって、そのためには、はじけちゃっていいんだなって、このキュウソネコカミは思わせてくれます。
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