ALIS Closedβ 発表イベント この記事はβ以前だよ。
このイベントの大きな意味は日本でのICOのプロジェクトで一番目立っているイベントであること。
会場にはトークンエコノミーに理解の深い人が多く集まっていた。
ALISは2017年にICOの規制が厳しくなる直前に4.3億円をICOで集めている。
今までのネットメディアがアフィリエイトに代表されるように記事の信頼性より広告収入を得ることに力点が置かれてしまっているのに対して、良い記事、信頼性の高い記事をかけばそれが収入になるメディアを目指している。
以下イベントの内容。
CEO 安
このイベントを楽しんでいってほしい
CMO 水澤
Contents
ALISがやりたいこと
1.信頼性の高い記事を増やすこと。
2.仮想通貨、トークンエコノミーの利用のされ方の良い事例となること。
コミュニティーが既に立ち上がっていて、海外も含め、自分のことのようにALISを応援する、育てようとする動きが出てきていることも紹介された。
サイバーエージェントコイン 代表 卜部(うらべ)
仮想通貨取引所はあきらめて、サイバーエージェントコインを2019年に発行して、法定通貨では提供できない、エンターテイメントの提供等を含んで作り上げていきたい。
法律規制に詳しい専門家
ICOや仮想通貨の規制について 河合
海外から日本で取引所申請したい会社が増えているが登録審査が遅れて困っている。
背景には、日本が一早く仮想通貨のレギュレーションを作ったことで、レギュレーションのある所でビジネスを展開したいニーズが多い。
ICOについての講演者の私見
どうしても金融商品として扱わなければいけない面が出てくるのでは。
技術革新が速くて、法律ではおいつかないので、企業の自主規制が大切になる。
金融庁の仮想通貨取引所等研究会で、現在規制が決まっていないところへの取り組みは重要だが、上記の現状を踏まえる必要があるだろう。
2部
司会 藤本
安 日本はビットコイン大国なのでICOも大きくなるチャンスがある。規制をどうするかである。
CAコインの人 エンターテイメント向けの仮想通貨とは言え、まだ決まっていることは少ない。
コミュニティーの盛り上がり方が大切。 ALISは既に盛り上がりが見えて凄い。株主と企業の関係とも違う。
安 みんなで作っていくという感覚が大切。今までは企業がこうしますと出していくのが大切だったが、これからはコミュニティーと一緒に、こうしようと決めていくのが大切。
藤本さん、それぞれの意見を要約して仕切って上手い。
河合 ICOは上の世代は新聞の情報だけで、ICO詐欺とか単純な思い込みがある。ICOにチャンスを見出す世代は、実際に良い使い方を見せていかないと世の中はなかなか変わっていかない。
河合 ICOは アメリカや中国は日本よりさらに厳しいが、最大の問題は厳しくてもレギュレーションが明確ならやりようがある。
日本では、現在不明な点が多く、有名な弁護士でも見解が違ったりする。
安 英語力がないことが原因 ヨーロッパに行くとレギュレーションはっきりしないなか やった人がいると、その情報が広がり、どんどんICOをやるようになる。
ブロックチェーンエンジニアが海外とやり取りしながら進めるのが大変なことが大きな問題。
コミュニティーとの関係は株主との関係と大きく違う。
ICOのレギュレーションが決まったら、すぐにできる準備を整えておくといいと思う。買ってくれる人や仲間とか
第三 安
会社資本
自己資本
社会関係資本 ここがこれらか伸びる。
新しい事業開発の方法
価値主義 価値と報酬の関係
自立経済圏 ALIS 人
今まで
株式会社 ユーザー 従業員 投資家 株主利益の最大化
トークンエコノミー
投資家 従業員 ユーザー 3者が共通の利益に向かって動ける。
実現までのロードマップ
既に 500記事投稿されている。読み始めると止まらないほど面白い記事がすでに増えている。
非公開記事のトークン購入
トークンによる記事リクエスト
評価ロジック
信頼度の応じてボーナストークンに3段階つける。
トークンパワー委託制度
投銭機能をALIS外でも使えるようにする APIを実装する。トークンの流動性、使われる規模が価値を決めるから。
記事を書く、記事を評価する、トークン価値を上げる、この3つを頑張っていく
これからは計画してやっていくより、みんなでやりながら進めていく方があった時代になっていく。
筆者の意見
イベントには、VALU, Steemit, 等、既にサービスが開始されているトークンエコノミー系サービスに登録している人達、仮想通貨、ブロックチェーン分野で知られた方々が多く参加していた。
ICOでお金を実際集められて、プロジェクトが進んで、このようなイベントが日本国内で行われたのは初めてではないかと話あっていた。参加者は300名程度。
ALISのサービス自体の技術的な解説が全くなかったことは疑問だった。
現在β版のALISのサービスはSteemitと似ているが、コンテンツはブロックチェーン化されてないのか不明で、そうでないようにもみえて、説明ないので不明のまま。
ただ、トークンエコノミーにおいて技術は一要素に過ぎない。このようなイベントを開き、CEOの安さん自ら、2部の軽い飲み会では、入り口で澄んだ瞳で飲み物を注ぎ、会の終了ではまた出口で人一人に丁寧にあいさつするのは、単に印象が良いだけでなく、彼が良いコミュニティーを作ること、信用してもらうことを最重要と考えていることの現れかと思われた。
それがわかっていて、これだけ人を集められるということは、少なくとも日本国内ではすぐにSteemitを追い越す。(ALISはSteemitに着想を得ている)
既にこの日までに500記事が投稿されているそうだ。
また、コンテンツへの投銭機能をALIS以外のメディアにも拡げるためにAPIの提供も計画しているとのこと。
ALIS創業メンバーはトークンエコノミーへの思いが強く、ALISはそれへの自分達の実現手段の最初のステップという位置づけで、次の一手を、状況に応じて作り続けているつもりであろうことも伝わってきた。
トークンエコノミー系のサービスも増えてきたが、一ユーザーとしては自分の価値を高めたいのが最優先になるから、それぞれのサービスをバランスよく使うことを考えるか、あるサービスに集中するのが効率的か、判断して使うか、成り行きで色々試してみるか、事前には正解の見えない状況がさらに進んできているように感じた。
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