衝撃のブロックチェーン企業群と話した:Priority Token BEX refactor TraXion Carats SHIPNEXT EiRACUBE
Contents
- 1 ICOについては敢えて書いていません
- 2 Priority TOKEN CEO Victor Larionov シンガポール
- 3 BEX Behavior Exchange BIM LILI CIZELJ
- 4 リファクター(ロシア)CBDO Elena
- 5 Traxion トラクション フィリピン CTO フェルナンド
- 6 CARATS イスラエル Avishai ファウンダー兼CEO
- 7 SHIPNEXT FOUNDER AND CEO ALEXANDER VARVARENKO シンガポール
- 8 EIRA CUBE FOUNDER AND CEO KOSTA DUBININ
- 9 重要ポイント 数値化、取引可能化の拡大
ICOについては敢えて書いていません
2018年5月11日 世界のブロックチェーン企業の紹介イベントが茅場町フィンテックゲートであった。
(前日は同じ場所でエストニアのe-Residncyのイベントがあった。)
尚、紹介企業のICO勧誘をする意図はありません。
最初に、Miss Bitcoin 藤本真衣さんと
仮想通貨ブロガー かずとさんのパネルディスカッション。
ICOについての考えと、セキュリティートークン、ユーティリティートークンの話がありました。
二人が良いと思うICOの話もでましたが、日本ではICOが勧誘とみなされてはいけないので割愛します。
セキュリティートークンとは配当の付く株に似た種類のトークン
ユーティリティートークンとは配当もないが特定のサービスを買うのに必要と言いう意味で通貨に似たトークン
と私(筆者)から追加させてもらいます。
企業紹介
Priority TOKEN CEO Victor Larionov シンガポール
(この会社が今日の参加企業のプロデュースをしている)
会社からの説明
ブロックチェーンプロジェクトのアドバイス、コンサルティングをしている会社です。
メインの仕事はコミュニティーとプロジェクトを繋ぐこと。
ドバイ、ロンドン、その他 各地に オフィスを拡げている。
私のコメント
特定の仮想通貨やトークンが発展するには健全なコミュニティーつくりが必須重要事項なので、需要にいち早く対応しようとしているのがわかりました。
スタッフも出身国様々。共通しているのはみんな賢そうということ。
BEX Behavior Exchange BIM LILI CIZELJ
会社からの説明
既存のサイトにあるすべてのコンテンツを訪問者に最適なものにできる。
年齢性別等の情報から最適化をしている。
ブロックチェーンデーターベース上に150万人のデータを持っている。
人々が個人情報をお金にできて、
企業は効果的なマーケッティングをできるようになる。
企業はリアルタイムで訪問者がどんな人がサイトに訪れているかがわからない。
年齢、性別、教育、趣味
それぞれに関心に完全いパーソナライズされたコンテンツを表示できるようになる。
例
おばあちゃん ガラケー
少女 おしゃれな スマホ
ビジネスマン ハイエンドスマホ
百万社と10億人をつなくことをめざしています。
BEX tokenで買い物のできるエコシステムを作ることも目標としています。
1.匿名のプロファイル。メディアの情報を集める。
2.個人が特定できるプロファイル。訪問者の同意を得て個人最適化されたウェブ表示を行う。
GDPR規制(EUの一般情報保護規則)で適正に管理される。 プロファイルはその人のPC上に存在し続けることでセキュリティーは保護される。
独自のDBを作ろうとしている。 個人データは今の時代の原油のような価値があるから (個人というのは筆者が追加)
1.ビヘイビアは既にプラットフォームあり既に4年間の実績があり 150万のプロファイルがある。
2.BEXトークンの使用用途はすでに使い方を決めている
ICOベンチ(ICO評価プラットフォームの1つ)で4.4の評価を受けている(メンバーの評価も高くて)
私からのコメント
広告効果を出すためのパーソナライズ、配信、等のシステムは既に多くの会社から提供されている。
またユーザープロファイルや広告の種類でも、グーグルやFBは桁違いに多いものを既に達成している。
この会社のポイントは、個人情報をブロックチェーン上において、完全にその個人に所有権を渡してくれることだ。
リーリーさんに懇親会で確認したら、やはり暗号通貨での秘密鍵のようなIDとPASSが提供されて、ユーザーがそれをなくしたら、それは回復できないと言っていた。
これを不親切に思う人もいるだろうが、これこそが、所有権を完全に引き渡してもらっているとうことを象徴しているのだ。
今の広告は例えば、アルコール依存症に陥りやすい8%9%程度のアルコール度でビールのように飲めるお酒が、酒好きだとわかれば表示されるであろうというように
本人の健康にとっては好ましくないことでも、ガンガンに広告されてしまう。
完全に個人データの所有権が自分にあれば、自分の健康によいサービスを提供しているメーカーにだけそれを提供して、好ましい広告だけを表示させるということもできるようになるだろう。
広告技術自体を進歩させて、私がこのコメントでかいたようなことの説明も加えたほうが良いのではないだろうか?
リファクター(ロシア)CBDO Elena
会社からの説明
暗号経済学における新しい資産の構築
売上債権のプラットフォーム
世界での売上債権額は12兆ドルを超えている。その債権をしっかり管理をすると流動性のある資産とできる。
リファクターは 売掛金を流動化できるソリューション、全ての国 分野 パラメーターに紐づいた情報を扱っている。
コアアイデア 取引可能な資産
銀行や保険会社がリファクターのデーターにアクセスできる。
各国のコンプライアンスも重視している。
プラットフォーム
売上債権のプラットフォームもありネットでトランザクションできる。クラウドファクター P2Pでおこなう?
リスクデータを ビッグデータから分析して参加者が利益を最大化することができる。
refactor.pro
t.me/refactore_eng
質疑
各国対応は
各国の法律への対応は、アジアを重視していて 15の銀行と既に話している。(懇親会で確認したら、公開できないがその中に日本の銀行も入っているとのこと)
既存のファクタリングシステムとの違いは
他国にまとめて対応できる。
私からのコメント
売掛債権といっても債権は債権で債権回収は泥臭い、借金返せに近いものだから、どうしてもそんなにうまくいくのかという疑問を持ってしまう。
懇親会でよくよく聞いてみると、AIをつかい、多くのパラメーターからリスクを分析することを、多国籍で行っているので、知見が集積されてきているようだった。
それにより、今までは埋蔵金のようになってしまっていた、売掛債権の流動性を高めることを現実化しかけているようにみうけられた。
Traxion トラクション フィリピン CTO フェルナンド
会社からの説明 日本語で話してくれた。
オープンソースのブロックチェーンLedger
既に100万人のユーザーあり
プライベートセルでも3億ほどすでに集めることができている。
イーサリアムブロックチェーンに独自に
ハイパーレッジャーファブリック ブロックチェーン の機能を追加して独自のユーティリティートークンを作った。
フィリピンの人口の7割はまだ銀行口座をもってない。
Tacion Wallet(銀行口座無しの人をたすける) 例 バナナ農家を助ける
TaxionChain 官僚をもっと少なくする
TraxionContract 腐敗をもっと少なくする
百万人メンバー Traxiono no最初のユーザー 送金 保険 投資 支払い
ユーティリティートークン
銀行と マスターカードとは既に提携して連動できるトークンになっている。
私からのコメント
現在のフィリピンでの社会問題を解決しようという具体的方法と意志を明確に表明している。
世界には今も銀行口座を持たない人の割合は多い。銀行口座を持たない農家は安く買いたたかれても対抗手段を持たない。それを助けることも具体的な目的の一つとされている。
中間搾取により利益をむさぼっていた人を減らすことを、困っている人を助けるための行動から自然に導き出している。
汚職の多い国に、清潔な通貨経済圏を自分たちで作り出そうとしている。
CARATS イスラエル Avishai ファウンダー兼CEO
会社からの説明
ダイヤモンドと交換できることで世界で最も信頼できるトークンを作っている。
既にDEX(ブロックチェーン上ん直接置かれてハッキング困難)で取引できるようになっている。
inveting.comのようなところで私たちの評価を確認できる。
設立の経緯
お母さんと話して、一般の人の仮想通貨の価値を理解してもらうのが非常に難しいことがよくわかった。
そのため、現実のものとつなげることで価値を多くの人に理解してもらうことが大切だと確信した。
ダイヤモンドで価値が裏付けられる イスラエルのダイヤモンド取引所(世界3大取引所の1つ)と提携している。
ダイヤモンド市場は毎年 8兆円の規模の市場なのに金融市場が確立していなかった。
B2BとB2Cしかできない。
GDX ダイヤモンドのインデックスがこの取り組みで作ることができた。
トークンをダイヤに変えられる。
質疑
ダイヤの価値は4C等があるが、それと連動する評価が出来ているの?
4Cではたりないので14のパラメーターで評価している。
実際にAIでダイヤ評価しを購入し、トークンを担保できるダイヤを確保している。
私からのコメント
金や銀が金融市場を形成出来て、ダイヤモンドが出来てなかったのには、相応の理由がある。
根本的なことでは、ダイヤモンドは炭素で出来ているので、金や銀と違って希少元素ではなく、色の悪いものなら人工的につくることもできる。
また、個々のダイヤはそれぞれの形や色を個別に評価しなければ価値がわからないのこともその理由だっただろう。
それをトークンとAIを組み合わせて、今までよりも詳細、自動的(敢えて人による評価をやめて、AIに評価させることで公平性と透明性をだしている)な評価方法を作った。
それにより、ダイヤモンドの金融評価インデックスを作り、それは機能し始めているということだ。
SHIPNEXT FOUNDER AND CEO ALEXANDER VARVARENKO シンガポール
会社からの説明
船のUber(自分の自動車をタクシーとして使い収入を得ることのできるサービス)のようなもの既に大手海運会社と提携している。
ドバイ、ハンブルグ、シンガポール、にオフィスがある。2年前から運送業界を再編成、再構成しようと動いている。
機械学習 ビッグデータを活用している。
すでに3000以上のユーザーがいて9000以上の船が登録されている。
80のリアルタイムデータベースと船のデータをマッチングささせて
複数の貨物と 複数の船を組み合わせて、対応して合理化を図る。
社名を明確には出さなかったかが、日本の大手海運会社とも既に話しているらしい。
私からのコメント
非の打ちどころがないように見えたので、懇親会でCEOをからかいたくなり、「素晴らしいシステム過ぎてみんながこれに参加したら 海運の効率が上がりすぎて、”バルチック海運指数(貨物船の運賃の指数、需要により変動が大きい。船の数はすぐには変化しないが、貨物運搬の需要は景気による変動が大きいので)が下がって、船主が困りますね。」 と話したかけたら、すぐ理解して、笑ってくれた。そして真面目に
「バルチック海運指数は、十分にはリアルタイムに機能していない、私たちはそれより、リアルタイムに動く指数を既に作れて来ている。」 と返答をもらった。同様の競合はあっても、実際に今、機能しているのはこの会社だけ。007の俳優に似ている人だった。出身がウクライナの人だったが、ユークライナが本来の発音のようだった。
EIRA CUBE FOUNDER AND CEO KOSTA DUBININ
会社からの説明
イーコマースを革新的に進歩させようとしている。
ROBOTにセールスアシスタントと動画での製品説明により、無人で新製品の紹介から販売まで行えるリアル店舗を提供する。
ユーザー ショップ メーカー 三方よしのビジネスができる。
言葉での説明が難しいので、写真を見てほしい。
AmazonGoで話題になった無人店舗とにた物を提供し、その中でロボットと動画での製品説明を行う。
常に新製品の説明を行うため2週間ごとに製品を入れ替えていく。
私からのコメント
行えることが視覚で具体的にわかる。また、メーカー、ショップ、ユーザー全てに良いのも事実として想像ができるので、広まる可能性を感じた。ショップの店員は転職することになるかもしれないけど。
重要ポイント 数値化、取引可能化の拡大
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経済活動として扱える指数の種類増加
ダイヤモンドの価格指数化 海運のバルチック指数より正確な指数化、売掛債権の指数化 今までは価値があっても、取引可能な数値化が困難だったものを数値化してブロックチェーンを利用して経済圏を拡大することを実際に行っている会社にまとめて会えた。この動きは今後も継続し、社会変革を迫るだろう。
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ICOを止めたままの日本の窒息
国家として非常にもったいないを超えて、将来どうやって生きていくのだろう? 発表を見て責任者と話す機会を持つと、Microsoftや、ネットスケープの初期に内側から関わった私からすると、当時と似た雰囲気を感じる。もちろん当時から消えていった会社の方が遥かに多いのだけど。ICO止めたままの日本に明確な国家成長戦略があるようにも見えず気になった。
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