決勝更新:リオ五輪 萩野公介2種目は200mフリーまた面白くなる根拠(面白くならなかった)
決勝結果
1 孫楊 金メダル アジア人として初のこの種目金メダル。
7萩野公介 メダル取れず。
萩野「タイムを上げられず、順位も落として、泳ぎは先生(平井コーチ)の指示通りやったが、うまくいかなかった。悔しいけど、頭切り替えて次の種目に向かう」
このメンバーで、中間を抑えすぎて、失敗したのが見ていてありありと分かりすぎだった。
レース前に、「団子レースになるので、最後の50m自分の得意な展開になる。」と自信ありそうに語っていたのが既に敗因だった。
謙虚な気持ちで挑まないと、オリンピックでこの種目で勝つのはより難しくなるから。
不安、野心、謙虚がうまくバランスしたのが、萩野の400m個人メドレーで金メダルを取れたのだと思う。
選手タイム
|  | 孫楊 
 | 
|  | チャド・ルクロ 
 | 
|  | コナー・ドワイヤー 
 | 
| 4 | ジェームス・ガイ 
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| 5 | タウンリー・ハース 
 | 
| 6 | パウル・ビーデルマン 
 | 
| 7 | 萩野公介 
 | 
| 8 | アレクサンドル・クラスニク 
 | 
準決勝結果
1 孫楊   1:44.63
2 萩野公介   1:45.45
孫楊 萩野 ともに、予選から約1秒縮めて、それぞれ、準決勝全体の 1位 2位で決勝に進出。
レース後のやりとりみても、この二人がお互いを強く意識していることがわかった。
決勝では、荻野は孫楊のとなりのコースで150m直前まで孫楊の足元あたりで泳いで、
最大限の体力温存を測り、ラスト50の折り返しで並び、そこから、全力ダッシュの50mという展開を予想する。
予選結果
孫楊が予想通り1位 ある意味わかりやすい選手。
萩野 7位 タイム差0.44 秒 効率的な余裕ある正確な泳ぎで
体力温存しラスト50mで飛ばしたが、それも全力ではなかった。
インタビューにも 冷静さと情熱のバランスがでていた。
「調子も、最初のレース(個人メドレー)よりも上がってきている。
決勝でいいコースに残れるように、ペース配分していきたい。
一番、面白いレースができる種目だ。」
ということを淡々と語っていた。
16位までの準決勝進出選手を以下にあげた。
韓国 朴テファンは予選落ち、それもラスト50mで置いていかれて。
アジアの選手が自由形で中距離で優勝できることを証明した選手が
ドーピング問題で騒がれてから、もう活躍できなくなったまま。
孫楊は同様の騒がれ方をしても強いまま。その差はわからず。
| 選手 | タイム | |||||
| 
 | 1:45.75 | |||||
| 
 | 1:45.78 | |||||
| 
 | 1:45.89 | |||||
| 
 | 1:45.95 | |||||
| 
 | 1:46.13 | |||||
| 
 | 1:46.13 | |||||
| 
 | 1:46.19 | |||||
| 
 | 1:46.32 | |||||
| 
 | 1:46.49 | |||||
| 
 | 1:46.64 | |||||
| 
 | 1:46.67 | |||||
| 
 | 1:46.68 | |||||
| 
 | 1:46.78 | |||||
| 
 | 1:47.02 | |||||
| 
 | 1:47.12 | |||||
| 
 | 1:47.15 | 
予選前の知識
アメリカからしたら、個人メドレーで日本人に負けるのと、平泳ぎで負けるのは重みが違うのです。
何といっても、国民的英雄マイケルフェルプスとライアンロクテのメインの種目が個人メドレーですから。
そして、200mフリーもスイマーの実力が計られやすい激戦区。
英語での”Hagino” (萩野) の報道はネット上を見ているだけでも加熱して来ています。
そして、2年前の韓国インチョンで行われたアジア水泳大会でも荻野は既に驚天動地の
ことを成し遂げています。 新しい挑戦として出場した、200mフリーで優勝したのです。
ロンドンオリンピックで200mフリーで金メダルとっていた中国の孫楊と
ロンドンオリンピックて200mフリーで銀メダルととっていた韓国の朴テファンをいきなり破ったのです。
専門でもなかった種目で、いきなり、それもラスト50mで鮮やかに抜き去り、
レースのあとは孫楊は憮然として、萩野が握手しようとしてもすぐにはできないようでした。
孫楊はリオオリンピックで既に400mフリーで銀メダルをとりました。
今季200mフリーの世界ランキング一位は孫楊で、1分44秒82
今季の記録は荻野は、200フリーで孫楊より遅い 1分45秒50 世界5位
ただ、これはオリンピック選考会で出されたものです。
競泳は時間を競うのだから、現時点で優勝候補筆頭は孫楊です。
でも、過去の経緯、400m個人メドレーで優勝したばかりであること。
平井コーチが優勝に向けて対策を立ててないわけがないこと。
萩野に勝つチャンスがないとは思えないのです。
200mフリースイマーを4人集めた800mフリーリレーが強いかどうかで
その国の水泳のレベルが判別出来ます。
荻野の挑戦は、自分より遥かにでかいトップスイマーたちの最激戦区でトップを取るという、
(孫楊は198cm)
日本人スイマーが今まで一度も果たせなかった夢への挑戦で、それは、400個人メドレーでは果たされました。
その夢の続きがどこまで行くか リオ五輪は始まったばかりです。
この種目で荻野に勝ってもらいたいのは日本人としてでなく、水泳好きとしてでもあります。
実は紹介した両名ともちょっと、戦い方が公平じゃないところがあるんです。(ここには書きませんが)
別の観点ですが、ロンドンオリンピックの時点で、自由形200mで既にアジア人が金メダルととっていました。
経済の発展にあわせて、中国の水泳選手が急速に強くなってきているのです。
でもどこな楽しそうに泳いでいるようには見えないのでした。
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