書評:ストレスフリー超大全(樺沢紫苑)実践要点と感想
この本の内容を理解して実践すれば、必ずより心地よく生きることができると思わせてくれる本でした。
ただし、内容が豊富なので、自分でも実践するために、内容をまとめておきたいと思いました。
生き方の決定版にしたいとも書かれていますが、そのアピールに足る内容でした。
Contents
- 1 ストレスは必要なもの
- 2 アウトプットをする
- 3 動いているときのほうが、考えが明るく、次の行動につなげやすいからかなと思いました。
- 4 悩みとは?
- 5 TODO化された悩みはどうするか?
- 6 誰かに悩みを相談すること
- 7 規則正しい生活を絶対死守せよ
- 8 うつ病の予防は「規則正しい生活」に勝るものなし
- 9 睡眠、運動、食事が必要で適正で十分
- 10 朝散歩がメンタルヘルスに最強の効果があること
- 11 他人と自分を比べないこと、昨日の自分と比べること
- 12 信頼できる人とは
- 13 やらされ仕事から天職へ
- 14 貢献+価値+強味=天職
- 15 お金の不安と自己投資
- 16 疲れない体を手に入れるには(身体の健康法)
- 17 「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」
- 18 摂取エネルギーへの炭水化物割合と生存率
- 19 心を整え、「新しい自分」にアップデートする
- 20 自己肯定感を伸ばすには?
- 21 緊張と怒りのコントロール
- 22 嫌なことを忘れる方法
- 23 鬱、認知症、自殺願望への対処
- 24 人生を楽しむ人になる方法
- 25 「生きる意味」を考え続ける
- 26 「死」について考える
- 27 「幸せ」を手に入れる方法
- 28 おわりの7つのエッセンス
- 29 最重要で実践しやすいと私が思ったこと3点
ストレスは必要なもの
ストレスは嫌なものだから避けたいと思いますが、全くないと大変だと指摘されてます。
適度なストレスが脳の働きを活性化させて、集中力、記憶力を高めると。
私が思ったのは例えば、悠々自適の生活入ると退屈したり、多くの人は急に老け込んだりすることです。適度なストレスを感じられるくらいの生活が良いのであろうことが想像できました。
過剰なストレスとなってない基準
1.寝ているときにストレスがない状態になっていること
2.次の日にストレスや疲れが持ちこされてないこと
ストレスは自分の考え方受け止め方で大きく変わる
”はじめに” で書いてあることのポイントはこれでした。
2020年以降ではリモートワーク等で自律型で働く人も増えました。
例えば自分で、今日中にやることを決めて、自分で適度なストレスを自分にかけて仕事を進めるのが、仕事だけでなくメンタルヘルス上も大切だということになります。例えば、
今日中にこれをやらないといけないのかつらいなあではなくて、17時まで仕上げて、スポーツクラブ行って気持ち良い汗かこう
とでも考えて自立型でやることが2020年以降一段と大切になっていると思いました。
著者の樺沢紫苑さんは「アウトプット大全」
というベストセラーも出しています。
思うにアウトプットしているときは、一定以上の集中力とストレスと表現する心地よさもあるものなので、適度なストレスをつくるために、アウトプットすることも良いのでしょう。
不安の正体と行動のみが対処法であること
不安の正体はノルアドレナリンの分泌だと言い切っていました。
ノルアドレナリンは、危機に接したときに、闘争か逃走かをすぐに判断して行動をうながしている。だから不安を解消するには行動しかないと、明確に話が導かれていました。
私はこれから、ではなぜ、不安なまま動けなくなることは多いのだろうとも考えました。
これは科学的でもない、個人的な想像なのですが、人は、原始時代に猛獣にあったり、災害にあったりしたら、闘争でも逃走でもなく、その場に、気配もなく静かにたたずんでいた方が、見つからなかったり、無駄にエネルギーを消耗しないで生存確率が高くなることがあったのではないでしょうか?
その動物としての本能や習性が現在まで残っているので、不安すぐ行動と行かない場合がある。
だからすぐ動けない時も自分を責めずに、少し続でも動こうとできていたなら、それは認めて、自分を励ましてあげることが大切なのだろうなと、本には書いてないことも想像しました。
いずれにせよ、不安への対処は行動が一番です。その方法も本に示されたました。
アウトプットをする
- 話す—カウンセリングでも雑談でもともかく話す機会をもつこと
- 書く—自分の悩みを書き出すだけで、ストレスが吐き出されるそうです。多分、書くのが好きな人は何でも書いているとストレス減るハズです。
- 体を動かす—例として100m全力疾走することが書かれていました。全力で走ってハアハアしながら、同時に、不安感を持ったままでいるのは確かに難しそうですね。経験的にも他人をみていても。
人間の悩みは行動しながら解決していくものという言葉もポイントでした。
動いているときのほうが、考えが明るく、次の行動につなげやすいからかなと思いました。
悩みとは?
悩みとは、解決方法が見いだせないまま、苦しんでいる状態です。
そんなに単純なことかと思えても、世の中には簡単に解決方法の見つからないものもあれば、
解決方法が見つかってもそれをじっこうできないことがあります。
手術と似ていて、名医でも自分で自分を手術できないように、自分の悩みは、考えすぎて難しくしまったり、解決方法が痛みを伴うものだと、時間を引き延ばして苦しむ期間を延ばしてしまったりします。
本ではこれらのことには触れずに、サクっと 悩みのもととなっていることをなるべく細かく書き出し、それによって、自分の悩みをなるべく客観的にみて。TODOに落とすことを勧めています。
こんなに簡単なものだっけ? とも感じたのですが、これは他人の悩みと、自分の悩みで考えるとわかりやすいかなと思いました。
例えば、家族で住んでいる、快適で思い出も多い自宅の住宅ローンが払えないままとなっている。
他人事なら、払えないなら、引き払って次のこと考えるか、どうしても払えるくらい稼ぐか、それを頑張るしかないとすぐわかりますね。
ところが自分のこととなると、その家への思い入れが強いほど、なんとかならないかと無駄に考え込んだりして悩むことでしょう。
本には書いてなかったことだけど、悩むとは、解決方法がわからないだけでなく、あきらめたくないものがあきらめざるを得ない状態にあるとき、合理的になれない時がありますね。そして人は自分のこととなると、そうなることが多いです。
ただそれも、悩みを断ち切りたいならあきらめるべきはどこかであきらめて合理的に動くしかありません。どんなに大切なものだったとしても、悩みすぎて健康を害することより大切なものは、それこそ自分を大切にしようとしたらないでしょうから。
TODO化された悩みはどうするか?
1から2週間後に、うまくいっていること3点以上、うまくいってないこと3点以上を書き出します。
そして次のTODOを作ります。と簡潔に書かれていました。
結局、悩みにたいして、できることも、やるべきことも、これだけなんですね。どれだけ悩みで無駄な堂々巡りをしてたことでしょう。
誰かに悩みを相談すること
これも、実践的なことが並べて書いてありました。悩みって自分のことだと合理的に判断できないことが多いのを人に相談することで、何をやればいいのかわかることや、支援をもらえることもあるはずです。と書いている僕も、悩んでいるときのほうが、精神的に相談しにくくなると思うので、これも心に留めておくべきことだと思いました。
たった一人でいいので心を割って相談できる人を持つこと
それがないなら自治体に相談窓口があることを覚えておくこと
これで関連しておもったのですが、例えば借金で困り果てたとしても、取り立てる側は、どれだけ回収できるかが最優先課題ですから、別に死んで詫びてほしいなんてかけらも思ってないでしょうね。でも追い詰められた方がそんなこともわからなくなることがあるようです。悩みって自分のことって、客観的に見れないことが深刻になる大きな原因なのだと思います。他人に相談すれば、その確率を下げることができるでしょう。
規則正しい生活を絶対死守せよ
この経験豊富な精神科医で知識も豊富で、考え方も妥当な著者の樺沢紫苑さんをして、
うつ病の予防は「規則正しい生活」に勝るものなし
と断言してます。「わが生涯に一片の悔いなし」 と言い切ったラオウを思い出しました。
断言してもらうことで、これは守ろう、絶対死守しようと思えてきました。
規則正しい生活とは具体的には
睡眠、運動、食事が必要で適正で十分
ということでした。
睡眠については、「毎日7時間ぐっすり眠れてますが、うつ病です」とい人に会ったことはありませんと断言されています。
運動も週150分の有酸素運動についても書かれていました。
私はラジオ体操等で多くの運動好きの高齢者にもお会いしてます。本当によく運動されています。ラジオ体操に来るだけでも、往復2時間歩いているので、これを大幅に超える量の運動を、健康エリートの高齢者が不通ににこなしていることを見ています。
自分で試してもわかったのは、有酸素運動、筋トレ、球技、スキーはそれぞれ違った楽しさと効果があるということです。多種類のスポーツを楽しんでやるのが良いようです。大きな競技での勝利を目指さない限り、オーバーワークにはなかなかならないのではないかと思っています。
あと睡眠は、過不足なくが大切だと自分では実感しています。睡眠時間多いのもなんだかさえないですね。一日7時間がちょうどいいくらいなのだと思います。多くの人にとっても
食事も、精神状態も考えると一日3回が無難であることを事例を交えてしてきしていて、納得できました。
食事の回数を少なくすると、血糖値変動が大きくなりがちでしょうから、素人考えでも、あまりよくなさそうです。 ノーベル賞もとったオートファジー理論もあるので、ときに16時間以上食事間隔をあけることによるメリットも科学論文でも説明されていますが、毎日やるのは、誰にでも良いとは言えないから多くの人が日に3回の食事となっているように思えました。
朝散歩がメンタルヘルスに最強の効果があること
これも断言されてました。私自身も、歩いて15分くらいの公園の朝6時半からのラジオ体操に参加を半年ほどしてみて、確かにこれはとても効果あると実感しています。
本にはその理由について詳しい解説もありましたが、簡単に言って、昼行性の動物である人間にとって、朝から動き出すというのは本来の人類の体にあり方に沿った行動なのだと思っています。
また、起きてから寝るまでの意識が今日という一日にその多くを捕らわれているので、朝から良いスタートを切れている自分に対して良い印象を持てることも大きいです。
朝日、朝ひんやりした空気 そんなものは美しく感じられます。(これは科学的な話ではないですが、好きと感じられるものは心にいいですね)
これはぜひとも継続したいので、思っていることは、そもそも、遅くまで起きていたら、睡眠不足になって無理なので、起きる時間までに7時間眠れるくらいに寝始めること、朝の運動量を、その後に疲労感が募るほどには増やさないことが大切だと思っています。あとラジオ体操のように、同じことやる人が公園にあつまると、習慣化しやすくていいなと思っています。
他人と自分を比べないこと、昨日の自分と比べること
人間は他人と自分をついつい比べてしまう生き物であること、誰もがそうであることがかかれていました。 あなただけではないと。
これについては個人的に驚いた経験があります。あの長いこと世界一の金持ちだったビルゲーツが他人と自分を比較して落ち込んだと、発言しているんですね。基本、進歩したい人は他人の良いところと自分の劣っているところを比較するから、そうなるようです。
また、人の悩みや苦しみは人それぞれ必ずあるもので、他人はそれを知らないだけということです。
他人と自分を比較して、精神衛生上いいことはないからやめること。それも他人の状態なんて、実はわかってないのに勝手に想定した良い状態の他人と自分を比べて気分を害するのは愚の骨頂です。
自分より劣っている部分を持つ他人と比較してそれでいい気分になれるような人いたらそれも健全な精神とはいいがたいような気がします。
ただし、優れた部分を尊敬したり学ぼうとするのはどんどんやった方がいいですね。
信頼できる人とは
その人と交流することで、楽しい時間を過ごせて、学びや自己成長につながる人のこと。(私が簡略化してます)
このように理解すると、信頼できる人に会おう、信頼できる人になろうとわかりやすく思えていいですね。
それと、2020年からのリモートワーク急拡大中の日本では、もう、この信頼できる人の定義に当てはまらない人との交流は基本いらない。それに近い環境に急激に変化してきています。
この本ではこれ以外に嫌いな人にどのように対処するかも書かれていましたが、私は、この信頼できる人にあう、信頼される人になる、に集中したいと思いました。その方が実行して良い効果をえやすいので。
あまりにも盛りだくさんの本なので人間関係がらみはこの特に大切とおもったこの2点だけを上げました。
この本は次の章で、家族と仲間について、洞察力と実践的方法を提示した読むべき内容が続きますが、自分の頭に残して実践するとなると、単純なことでないと実行できないのものなので、上記の信頼できる人の定義に当てはめる人に会う、人になる、そのような人間関係を作るを集中して心がけようと思いました。
やらされ仕事から天職へ
この章は他の章より読者にたいしてはるかに厳しかったです。
見出しも、
全ての職場は人間関係がよくない
だから期待しないで働こうというニュアンスにとれました。
職場の人間関係は深めるな
仕事に必要なだけのコミュニケーションだけで、好かれようとか余計なエネルギー使って疲れる必要も価値もない。それより、仕事に必要な連絡のほうが100倍大切。読んでみるともっともです。職場ってあいまいに仲良しごっこしてごまかしていることが多いので、この指摘がわかりにくくなっているのでしょうね。 でもそれも、テレワークによって自然とその流れに近づいて行っているように思います。
仕事はつらくて当たり前
これもその通りですが、読んでいてつらくなったので、思わず紹介されていた天職の見つけ方の参考本をアマゾンで買いました。
仕事って、どんなに好きだろうが、無料でやったら仕事じゃなくてボランティアですから、楽しいものでないのが当然というのはまともな指摘だと思いました。”好きなことだけやりましょう””という、最近よくきく言葉はだいぶ無理があるのなとも思います。好きなことだけやっていてもお金払いたいと思えるほどのことをやれる人が多数派になるのは現時点ではイメージしにくいからです。
ただ好きなことをやっている人でお金払いたいという人って、イチローとかはすぐ思い浮かびましたが。
貢献+価値+強味=天職
世の中に貢献出来て
自分にとって楽しくて
自分の能力の発揮できる
この三つが重なる分野が天職
それを見つけて続けられるようになるように、したいです。高齢者になってもあきらめずに。
AIが仕事でより使われるようになると、やらされ仕事は減って、天職と感じられるくらいの仕事の価値は一段と高まることのだろうなということも思いました。
お金の不安と自己投資
お金については、年収でいうと750万円を超えたあたりから幸福度が上がらなくなること等、一般的な話がかかれていました。私と著者の関心あることは似ているようで取り上げるものも似ていました。ただ、違うのは著者が自己投資にお金を使うことにためらいがないらしいことでした。
この著者くらい、自分の知識や体験から本を作ってこれだけ売れるならそれはもちろんそうでしょう。
ただ、これは一般の人でも、おそらく当てはまる人多いはずです。
平均寿命近くなったらもう、そんなにお金を楽しく使えることもなくなってくることはもっと自覚しておいた方がいいとも思いました。
ゴルフやスキー等のレジャースポーツ、旅行も 高齢になったら、やる気がなくなる人が多いことでしょう。その時貯金だけたくさんあっても、ひょっとしたら、使いきれないお金を抱えて、もっと若い時に使っておけば良かったと後悔する不安も考えておいた方がむしろバランスとれるのかもしれません。
お金は無くなる不安ばかりではないです。そもそも人生が限られれいるのですから。
それと、世の中の変化が、個人の体験こそ、今後も価値を持ち得るように、例えば動画コンテンツかするにしても、思えることから、体験することへの投資(単に支出だとしても)はお金をなくす不安と同等に考慮した方がいいと思いました。
疲れない体を手に入れるには(身体の健康法)
このために4章をさいてました。睡眠と運動について詳細にかかれていたので、本を読むことをおすすめしますが、実践するためには、初めにかいてあったことをシンプルに続けるのが実践的に思えました。
睡眠 夜7時間寝ること
運動 筋トレ、有酸素、球技 をバランスよく続けること
食事についてはこの章で実践的と思えることが追加されていました。
科学的に健康に良いことが明確に示されているのは以下の5種類だけ
1.魚
2.野菜と果物(ジュースは逆効果)
3.茶色の炭水化物(玄米、全粒粉、そば)
4.オリーブオイル
5.ナッツ
この根拠として引用元となっているのが、以下の本でした。
「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」
なんとなく、科学的と言われるとそうなのかなと思いますが、より納得しやすいように考えてみました。
この5種類は、脂質、血糖値の変動の少ないエネルギー源、ビタミンとミネラルの補給先、かつ人類が長期的に食べてきて、良い効果を経験からもよく知るものばかりだということです。
自分が他に大切だと思っているのは自分の味覚、臭覚、食習慣にアジャストするのが大切だと思っています。 本来、健康に良いものを美味しい、繰り返し食べたくなるというのが味覚や臭覚の目的の一つでしょうから。
摂取エネルギーへの炭水化物割合と生存率
この表と同じものが本に出ていました。この表は元々のリンク先から持ってきています。
私は同じグラフをこの本を読む前に、自分で探してみたことがあります。著者と私で関心を持つものに共通性がまたあったということになります。
世の中では低炭水化物ダイエットがはやりましたが、私は疑問に思ってこの、世界でもっとも有名で内容への信頼性も高い医学士のデータを探してみたのです。
これからわかる私があげるポイント(本に書いてあることではなく)は、
1.炭水化物でのエネルギー摂取割合は50%から60%程度が一番死亡率が低い
2.炭水化物のエネルギー割合が50%を切ると急激に死亡率があがり、60%を超えると緩やかに死亡率が上がる。80%の死亡率は40%より低い。
人の心理は不思議なもので、ダイエットのために極端に炭水化物を減らし、そのやり方がはやると、それに疑問を言うだけで、強い反論を受けることがありました。でもおそらくこれが事実なのだろうとこの本でもとりあげてありました。
https://www.thelancet.com/article/S2468-2667(18)30135-X/fulltext
心を整え、「新しい自分」にアップデートする
自分を変えたい。改善したいと思う人、しかも切実に思う人は多いものです。それについてこの本では
性格を変えるのは無理だから行動を変えようと(私の簡略化)書いてありました。
これは全くそうです。行動は自分で選べるけど、性格は自分で少なくとも直接的に選べるものではないからそうなのだと思います。
長所を伸ばすことに集中する
人は欠点を持っている人を嫌いになることより、こいついいやつだなと思える部分を好きになるものだと、自分の経験からも思います。それなのに、なぜ自分の欠点を治そうと効果の少ないことに長所を伸ばすことよりエネルギーを使ってしまうのでしょうか?
これおそらく、多くの人は自分の長所より欠点を意識しやすい、親からのしつけや、日本の学校の教育が、枠にはめようとする、そうなりがちなものというのも大きな要因になっているのではないでしょうか? 自分の長所がわからなければ、誰かにきくか、それこそこの著者が強調しているアウトプットを公開し続けることで、自分の何に他人が反応してくれるかで確認しようと思いました。
自己肯定感を伸ばすには?
これについても、深くて確かな言葉で説明が様々書かれていて、本で読むに値する内容でした。
実践できると思ったのは、自己受容の一文をかいて、そのあとに今日よかったこと3つをそれぞれ一行で簡単にかいて、それを寝る直前に毎日繰り返すということです。
自己受容というと難し気ですが、失敗やちょっとさえないことをやっても、まあいいかそのあとこうできたし。そういうこともあるさと、自分を受け入れてあげることといっていいと思いました。
反省することが大切で必要なことのような教育や社会の共通認識があると思いますが、これは自分に当てはめる場合注意が必要だと僕は思っています。繊細で良い人ほど、反省を超えて自分を責めてしまうことが多いと思っているからです。逆にそれこそ反省が必要に思える人ほど、反省なんかしないで元気に明るく、悪いこともやって生活してたりします。精神衛生上は後者のほうが良いように見えます。
そもそも、反省しなくちゃと、かなりの年齢になっても思えるほどの人なら、その心の純真さこそを自分でまず認めて受け入れてあげるのが良いと思います。自分の知る人を思い浮かべれば、それがなかなかできないことだとわかるはずです。
こららのことを自分に自然に受け入れられるようにする訓練として、本の中で一番実践的におもえたのが、自己受容一文、良かったこと三文を 寝る直前に毎日書くという方法でした。
良かったことを書こうとするとそれを探して思い出そうとするし、寝る直前は記憶に定着して翌朝につなげやすいからです。
緊張と怒りのコントロール
もかかれていましたが、僕はこれについては困ってないので、読み飛ばしました。
何で困ってないかというと、場数を踏んできたからのようです。それと歳を取って、感受性が鈍ったからだと思いました。
嫌なことを忘れる方法
嫌なことはアウトプットすると余計に記憶に定着するから、やめよう、でもどうしても話したいだろうから、一回だけ話しておわりにしようということが書いてありました。(かなり簡略化して書きました)
私も嫌なことを思い出して苦しむことが多く、これについては今までも考えることが多かったです。
記憶は、動物としては、危険な経験を強く定着させて、同じ危険に合わないようにするためにもあるらしく、嫌な記憶は、動物の本能として定着しやすいというもののようなのです。ただ現代に生きている人間が、猛獣に襲われた道を覚えておいたおかげで助かったなんて経験はすることありません。
嫌なことを思い出して無駄に苦しむのをやめるには、これも実践しやすいのは、さっきかいた、3行良いことか気づ付けることのようでした。この本をよく読んでも。
意識し続けていることがより深く記憶に定着しやすいので、楽しくなることを意識して自然に嫌なことは意識することがなくなっていくような方向を目指すしかないのかなと思いました。
それを習慣的に実践しやすいのは、例の3行。かなと。
鬱、認知症、自殺願望への対処
これは深刻だったら、早めに病院行ってみるのがいいらしいことが書いてありました。(かなり簡略化)
例えばたぶん、20年前だったら、「死にたい」という言葉を発するとかなりのインパクトがあったとおもうのですが、2021年の今は、この本でも「死にたい」への対処方法をかいていて、そう思ったことのある人は4人に1人と書かれていました。
だから昔ほど深刻でないわけではないですが、こういうことをオープンに語りやすく、結構そういう人もいるようです。
本にも書いてありましたが、人にはもともと生きる意味が最初から付与されているわけでないのでしょう。何かを願い活動をして、出会いを経験する中で、生きる意味は生成されてくるのです。
なにもしないで生きる意味を問い続けたらいきづまることでしょう。
それと、そもそも、気分なんて、ホルモンバランス等で簡単にかわるので、死にたいとおもっていても、セロトニンが不足しているだけとか、物質的な理由がそこになって、深遠な意味などないことも多いらしいです。体調と世の中には関係がないでしょうが、人は自分の体調によって世の中への見方をかえてしまう。それは大切な時は自覚できるようにした方が良いと思いました。
人生を楽しむ人になる方法
1.素直でいること、そのために、新しいことをやりやりたいことのリストを書き出してやってみる
例、19時から前から行きたかったところに旅にでかけるから、それまで仕事を片付けよう。それで急いて仕事をこなして出かけられたら楽しそうです。(本の内容を思いっきり簡略化してかつ私に当てはめやすいようにして書いてます)
2.決断グセをつける
本では、決断できないのは情報不足だから、調べるクセをつけようとかいてありました。
僕は少し違う意見です。決断する前に調べすぎることで、決断できないことがかなり多くあると思っています。
だからダメもとでもまず動いてみることや、少なくとも決断することに期限を決めて、調べるのが大切だと思っています。
決断の基準を持つことも書かれていましたが、これもえいやでやったほうがいいかもしれません。
僕がそう思うのは、情報が溢れて、さらにまずは習おうとする人があまりに多い現代では、ダメもとで動いた人の方が貴重な経験をできることがあるように見えることもあるからです。
例えば、ユーチューブとか動画をアップする側で調べ始めたら難しそうだったり、恥ずかしかったり、一本もあっぷできないままになることもあるとおもうのですが、初期からともかく動画をアップし続けた人のほうが成功確率は結果的に高かったようにも見えるからです。
「生きる意味」を考え続ける
ここでかかれていることは、多くの哲学書より深いことに思えました。
生きることには元々意味はない。生きていく中で、自分の夢(本ではビジョン)を実現していく中で、意味がしょうじてくるということを、もっと詳細に含蓄深く書かれていました。
生きる意味を考え続けて動かないと、非常にやばいことになりそうです。これは生きる意味を生じされる夢の実現に向けて行動しようということなのだろうと思いました。
そして、それには、アウトプットを続けることで、文章や動画を残していくことも有力な候補だろうと思いました。
「死」について考える
死の恐怖は歳をとるほど減ってくる
死から逆算して考える。
これらから、死ぬまでにやっておきたいことを決めてやろうということがかいてありました。
全くその通りです。そしてお勧めの映画もベスト5まで紹介されてました。2番目にあげられていた「最高の人生の見つけ方」はまさにこのとおりの映画だと思いました。
「幸せ」を手に入れる方法
幸せには3しゅるいあるという説明でわかりやすくなるほどと思いまいた。
1.セロトニン的幸福
癒し 安らぎ 気分の幸福感のことで、これが不足するとイライラして嫌なことを思い出したりする。
幸福の土台となるもの 朝散歩、笑顔、瞑想 等、きちんと規則正しい生活をすることで得られる。
2.オキシトシン的幸福
良い人間関係があることで得られる幸福、親切にしたりされたりすること、家族と良い関係にあること等
怖いのはこれは、失ってから、わかりつらい思いをすることが多い。離婚後に家族の大切さを思い知らされたりとか、
独身のままの男の平均寿命が約10年短くなったりとかもこれに当てはまるのかなと思いました。
3.ドーパミン的幸福
やる気による幸福感で、仕事の成功、ゲームで勝つ、スポーツで勝つ等で得られる幸福
今迄は幸福と成功が一体になって、こればかりが強調されることがおおすぎたことが本でもかかれています。
これにとらわれ過ぎて、生活があれて、人間関係もボロボロだとこうふくではなさそうなことからも想像できます。
逆に、きちんと生活して、そこそこの人間関係があれば、このドーパミン的な幸福がなくても、そこそこ幸福かなと想像できます。
おわりの7つのエッセンス
1.「それでいい」を口グセにする
これは言葉としていいですね。いままでのことは それでいいと思うことがこれからのためにもいいですから。過去に色々な思いがあっても、これですませるようにしたいものだなと思いました。この言葉が「自己肯定感」にもつながると書いてありました。
2.「今」にフォーカスして生きる
今日やるべきことを今日やっていく、それだけで必ず良くなると断言していました。
僕は球技系のスポーツやスキーとかは、今この瞬間に集中するしかないので、それも効果高いと思っています。
3.自分で決めて「自分の人生」を生きる。
小さく アウトプット力を強化すると自分の人生を生きられると書かれているところが印象的でした。
4.自分を大切にして生きる
大切にするものの順番を待ちがけ内容に、自分ー>家族ー>仕事 の順番で大切にすると書かれていました。
これは幸福に3種類あるというこの本で書かれたことにもつながるなと思いました。
自分がセロトニン的幸福、 家族がオキシトシン的幸福、仕事がドーパミン的幸福に つながる様の思えたからです。
5.自分から心を開き相談する
自分から心を開いて信頼関係を作ること、相談することで客観的な意見をきいてわかることがあることが書かれていました。
6.必ず動きながら考える。
悩んでいる時は動きたくなくなるでしょうが、動きながら考えたほうが、明るく行動的に考えられるのは、間違いないのでこれも絶対に守りたいことです。
7.毎日をポジティブに締めくくる
この本で何回もでてきた、寝る前にかく良いこと3行日記のことがかいてありました。寝る前によいことおもいだしてかいてねるということを習慣にすると語らず効果があるそうです。私は、さっそく初めて、家にいるときはこれをツィッターにかいてから寝るようにしてます。
最重要で実践しやすいと私が思ったこと3点
1.寝る直前、良かったこと3行日記の継続
2.朝散歩の継続
3.TODOの作成とそのひたすらの実行
この3点のうち一つを継続できただけでも、 「それでいい」 どころか 「それすごくいい」となりますね!
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